クイズを作る上で僕がしている「見出し探し」
前記事でも書いた、いわゆるネタ探しの方法を個人的にメモしておきたい。
ざっくりとしたことは書いてあるので、読んでおいて頂けると嬉しいです~!
① まずは興味を持つこと
これが無ければ始まらない。何かにつけ調べ物をしてそれをストックしておこう。
媒体は問わずとも良い、とりあえず貯めておこう。
例としてつい数秒前に見つけた記事を引用させて頂こう。
松屋のカチャトーラはシュクメルリ超え!? (ぶたお様より)
https://butao.hatenadiary.com/entry/2020/03/19/232048
記事は単に食レポであるが、僕の興味はそこにはない。
言わずもがな「カチャトーラ」および「シュクメルリ」である。
なんやこれ、存在すら知らんわ。となれば調べるしかあるまい。
見出し探しの一例としてWikipediaで検索をした。
調べた履歴はこうだ。
シュクメルリ → ジョージア料理 → チュルチヘラ →イメレティ州
→ カルトヴェリ人
→ コリアンダー
→ ティムラズ・レジャバ
なんのこっちゃであるが、興味のあるものはどこまででも飛んでいって良い。
むしろ「シュクメルリ」が作問の上でメインにならずとも、いっそクイズが一問も作れなくとも問題はない。
肝心なのは「自分の興味の湧いたものから派生して興味のないものまで調べる」という習慣づけである。
どこかで「オッ」の瞬間が来て、それを誰かと共有したくなればオッケーだ。
ちなみに今回の個人的な「オッ」はグルジア語になった。
なんと18種もの方言があるらしい、ジョージアのくせに。
で、だ。調べはしたものの何のメモも取っていなければ意味がない。
ノートやスマホメモをどんどん汚し、どんどんストックしていこう。
「雑学ノート」なんて言葉もあるが、それにしてしまっても良いかもしれない。
作問のために知識を貯めている間は「なんだよ全然自作大会開けないジャン」となるだろうが、そういうものだと思って諦めて欲しい。
そして、ある程度の情報が溜まってからは過酷な作業が待っている。
面白さを保存し、クイズへと調理しなければならない。
ここでは述べないが、過去問の文体に乗せて書いてみるというのが手っ取り早いかと思う。
クイズは一朝一夕で出来るものではないということは、皆さんご存じかと思う。
② 興味の持ち方
なんて大層なことは言ったが、要するに「面白い」と思うかどうかだ。
皆さん文学はお好きだろうか、推しの作家はいるだろうか。
好きな食べ物・音楽・芸術・数式……。それらからクイズを作るのは決して難しいことではない。
が、もりもり作問をしていくうちに気付くのだ。
「これ、ただのRADWIMPSクイズだ……」
興味の無いものに触れ続けるのは辛い、がそうするしかないのもまた摂理。
そこで「知らないことへのアプローチ」をいくつかご紹介したいと思う。
個人のものなので共感出来なかったらすまん、あと責任は負わないです。
⑴ 千円札を握りしめてブックオフに行く
⑵ 家中の本を眺めてみる
⑶ 行ったことのない場所や飲食店に足を運ぶ
大別すればこんな感じ。解説を。
⑴に関しては最も推していきたい。
僕はお金が無いので新刊をドカドカ買えるわけではない、ので中古に落ち着く。
中古本のメリットは、
・100円であるので面白くなくてもダメージが少ない
・書き込みし放題
一部の人が抱く「汚い」「本に書きたくない」の生理的嫌悪を乗り越えれば、これほどコスパの良い資料はないと思われる。
で、何を買えばいいか。
「好きな事柄が書いていなさそうな書籍」です。
でも手に取りづらい、じゃあこうしよう。
⒜ 背表紙がピンク色の「新潮文庫」を3冊(フィクノンフィクは問わない)
⒝ 「雑学文庫」の書棚を指でなぞり歩き適当な所で立ち止まった部分を3冊
⒞ 著者名の下の名前が漢字一文字の「中公新書」を2冊
⒟ 女性ファッション誌の背表紙に「着回し」と記載されているものを2冊
これで10冊が揃った、買いましょう。
いやいや待てと、買いたくないと。分かるぞ少年。
場所も取るわ興味もないわそもそもなんだよファッション誌って。
あくまで一例であることを忘れずに、僕はこうしているというだけの話だ。
著者名でしりとりをしても良いし単純に見た目が良い本を買っても良い。
ただしルールがある、「好きそうな本は買ってはいけない」。
⑵はお金を使わずに上記のことをやろうというわけで、あまり解説することは無い。
自分の持っている本=全部知っている、わけではないだろう。
僕は漫画にすら付箋を貼るし、いちゃもんを付けるように『Vivi』を読む。
『ONE PIECE』が好きであれば海賊の元ネタを調べても良いだろうし、『BRUTUS』なんか調べ物の宝庫だ。
一冊の本からどれだけのクイズの種が採取できるか計り知れない。
その本の内容が薄いとかは関係ない、クイズの種はあなたに見つけてもらうのを待っている。
⑶か。僕は食べることとお酒が大好きなのでこういう方法を取っている。
居酒屋のカウンターでまくし立てるオジサンの話をこっそりメモるもよし、おすすめメニューに書いてある魚が何科かを調べてもよし。
ファミレスでさえも、我々の知らない異国の料理がぽつねんと書かれていたりもする。
同じくプチ旅行もオススメしたい、近所の散歩程度でも発見があるだろう。
これらは机の上だけではない「生きた知識」として、あなたの脳に焼き付くのだと思う。
総じて言えることは「経験」の二文字で片付く。
浴びよ、味わえ、蓄えろ。
もちろんこれにはクイズの過去問に触れてみることや、実際にクイズ大会に足を運ぶことなども含んでいる。
何かを得るのに、手段は選ばずとも良いのだ。(自明)
あんまり参考にならなかったね、でもなぁ結局自分次第で片づけるのも何かなと思って書いてみました。
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