またまた猫又クイズの話(問題に触れる編)
やるか、やろう。思い立ったが吉祥寺。
はじめに
クイズの問題集を大きく2つに分けると、「市販本」と「同人」になると思う。
市販本はかの有名な田中健一さん、能勢一幸さん、伊沢くんらが出している、同人に比べてやや値段の高いものを指す。
とりあえず今回はそちらには触れず、同人メインで紹介しよっと。
普段ぼくは「クイズ宅配便(Q宅)」で問題集を買っているので、中からいくつかピックアップします。
(URL : https://q-tak.com/)
問題集リスト
⑴
第3回東北学生短文杯"the m3" 記録集 約700問
「短文」とは普段皆さんが目にしているクイズの形式で、おおよそ80字以内の問題文を指す。普通クイズだと思ってくれて大丈夫。
中でもこちらは個人的に好きな文構成・トピックが多い気がしたのでご紹介。
短文をメインにした大きな大会はabcやSTUなどあるのでそちらも要チェケ。
⑵
mono-series'18(電子版) 600問超
こちらも歴史ある大会の記録集。名前の通り本当に物知りに近づける良問が揃っているのでおすすめ。
ただ、最初のうちは全く見たことのない事実がずらずらと書いてあるようにしか見えないので、読み物として入れば良いとは思います。
⑶
第1回白鹿杯(電子版) 1,000問超
関西のトッププレイヤー・宮原仁さんの主催する大会のもの。
難易度調整の妙や当日の雰囲気など、ガッツリ楽しめるように工夫されていて本当にすごい。(語彙)
ベタ・易問から難問・時事とバランスよく学べます。
何を基準に買うか
です、コレ大事ね。
- 大きな大会・たっぷりの問題数で探す
- 好きなジャンルの問題集を探す
- 好きな人が出てる大会で探す
この3つで結構探し方が分かれると思うので、そちらもザッとご紹介します!
最初のマルは上に書いたので、そっちで賄っちゃった。
好きなジャンルの問題集を探す
ジャンル別の大会も多く開かれているので、ちょこっとだけ。
興味があれば買ってヨシ、なんだけど無料のものもそれなりにあるので探してみてね。
①
エンタメコロシアム公式記録集(電子版)
いわゆる「緑問」に近いものだけが出た大会。
芸能系に強くなりたい、そもそも芸能が得意な方向け。
わりとジャンルは網羅的な気がする。
ざっと目についた答えを抜き出してみると、『Diner ダイナー』、関取花、BAND-MAID…という感じ。
全く分からんかった人は後回しでもいいかも、でもおすすめよ~!
②
ヒミツキチラボQuizBook (電子版)
言わずと知れたクイズモンスター・古川洋平さんがイベントに際して出題したもの。
この本のちょっと普通でない所は、ナゾトキ問があること。
早押し以外にも興味の広がる一冊。
③
サミズダート (電子版)
ジャンルにもいろいろある、ということだけを提示するためにご紹介しました。
いわゆる「地下クイズ」。買うかどうかは任せる。
平場で読むんじゃないぞ。
好きな人が出てる大会で探す
最近のクイズ界はずいぶん入りやすくなったものだと某人も言っていたが、クイズとは少し離れた「個人への憧憬」も拍車をかけているのは間違いない。
ここまでさんざ他人の名前を一介のクイズ野郎がまき散らしてしまったので、あえてここでは「誰それが出たこの大会は~」的な話はしないでおく。
投げっぱなしで申し訳ないが個人的に聞いてもらうか調べるかして欲しい。
Twitterの(@temQ1341)DM待ってます。
いるだろ、好きなプレイヤーの一人や二人。
そう、あなたが今思っているその人だ。探してくれ。
やすもう
ハイ休憩! 一冊買うだけで優に500問以上に触れられると思ったらお得感ない?
紹介した三冊のどれかだけでも買ってみて、さらに沼へハマって頂けたらと思います。
みんなでスワンプマンになろう!
ここから先は問題集ではなく「たくさん問題に触れたい人」のためのメモ帳です。
無料は天使か、優良は悪魔か
さっきから通して言っている話の中での壁はやっぱり「お金」だと思う。
無料なのあんならそっちでイイジャン!ってなるのも分かる。
で、その無料ってどこにあんの?というご紹介。
⑴ クイズ王の部屋
https://lolipop-quizneta.ssl-lolipop.jp/
大量の問題、簡潔な列挙型のまとめ等がある無料サイト。
本当に膨大な量あるので、大海に飛び込むつもりで読み進めよう。
ぼくはほとんど読めてない。
⑵ クイズの杜
https://quiz-schedule.info/quiz_no_mori/data/data.htm
同じく量だけで言えば日本屈指のサイト。ありがたいことに大部分が無料公開!
お好きな作問者の、お好きな所からゆっくりと。
代表的なサイト様を挙げたが、ここからは個人的おすすめの有料かつ優良コンテンツ。
もしあなたがお金を払ってまでクイズをしたいのであれば本当におすすめしたい。
クイズLIVEチャンネル
https://ch.nicovideo.jp/quizlivech
月額会員になることで大量のアーカイブが見放題となるニコニコ生放送チャンネル。
「え~、月額? しかもニコニコってww」
黙れ。気持ちは分かるけど。
具体的に何がいいかと言うと、単純に他人がクイズをしているのが延々流れるだけでなく、クイズそのものの仕組みや面白さを紹介してくれている所だと思っている。
どのラウンドでも1×で即敗退となる「LOCK OUT!」、伊沢の御仁がクイズについてプロ雀士・松嶋桃さんと語りまくる「ももやんクイズ女王への道」、その名の通り出題されないものばかりの「でないクイズ」…。
TQCに在籍していた頃のアノ人とか、それこそみんはややってるアノ方とかも出ていて、クイズ欲とファンパワーを同時に満たせる犬上御田鍬である。
この他にも、クイズ本を刊行しているQUIZ JAPANさんのチャンネル(こちらも月額)もあるので余裕があれば。
喋りすぎたな、ちょっと休もうね~!
ここまでお読み頂ける忍耐力があれば大丈夫なことと思うけど、実際にこれらを視聴・熟読しようと思うと結構な時間が掛かる。
なので、全部一気にやろうとするんじゃなくてちょっとずつ、ほんとにゆっくり見てもらえたら良いなと思います。
これを通じて「ホント奥深いなぁ」とだけ思って頂ければ幸いです。
本日もう一本クイズについて語らせていただきたいなぁと思ってます。
過去のクイズ記事も見てみてね!
ほんでは、やめさしてもらうわ!
取り留めのないネタ集メモ(紙の本以外からの情報収集)
まあ唐突に書くのがブログってもんだろ。
やってくよ。
〈 キッカケ 〉
これには否定的な意見もあるだろうけど、僕は主に紙の本で学びを得ている。
非効率的だし情報が頭に入るスピードも遅い。
んでもなーんか、他のは効率カンケーなく「コレちょっと覚えられへんのちゃう?」と思ってしまっているので。
でも結局それには何ら根拠もない、ただの生理的嫌悪で。
"主に"の部分を減らしてみようと去年からYouTube・ニコニコで動画を観るかたわらしっかりと「ノート」を取ってるんすよ。
中々これがオツなもんでね、もちろん動画内容的なことはメモるけども周辺知識というか。そういうのの方がどうやら好きっぽい。
飽き性なんでしゃーなし!
ってことで今回は「クイズっぽくない(邪道)ネタ探し」を中心に動画だとか記事を貼っつけていくので活用してね。
〈 貼った 〉
まずはサイトから~!
コンセプトは「こんなとこからクイズ作らんでも」です。
・カラパイア
http://karapaia.com/
ご存知中二病御用達サイト。
んでもちゃんと読んで裏取りしたことはなくね?
写真ばっか眺めてても意味ねーぞ。
ただここに入り浸ると奇問珍問しか出来ないので注意。
類似品として5chまとめ系・NAVERも推しておきます。
まとめサイトはちゃんと使えば宝庫、脳直で信じると地獄。
*おすすめまとめサイト*
アングラ用語辞典(ネット用語を) http://nekomeshi.tripod.com/archive/netslang.html
死語辞典 https://www.kaigaikakibito.com/blog/category/shigo-jiten/
おくすり110番 http://www.jah.ne.jp/~kako/
世界遺産ガイド https://worldheritagesite.xyz/
ニューヨーク駐在英語(スラングを主に) http://blog.livedoor.jp/cyuzaieigo/archives/cat_55856.html
ロースおじさんのとんかつ教室 https://omocoro.jp/writer/roas/
やっとけ(小中生くらいの難度の) https://yattoke.com/
ぶっちゃけ「〇〇 一覧」とかで調べりゃええねんけどな!
・世界の古典つまみ食い
http://hgonzaemon.g1.xrea.com/
タイトルまんまです、学生系が多めに作れるよ。
・アニメ『ナナマルサンバツ』公式
http://7o3x.com/story/quiz.html
クイズ作るってよりかは改題目当てで触るのがヨシ。
ベタも多いのでフツーにお勉強もできる。
・飛行士たちが見たのは巨大な沈黙
http://blog.livedoor.jp/a_waltz_of_ducks/
家鴨山アヒル氏のブログ、アイドル知識はほぼこれ一本でいけます。
・※※※痩せすぎ注意※※※(以下略)
https://haha.beautynewsno1.online/archives/8345
ブラクラじゃないよ!
あえてこういう怪しいダイエット系を踏んで裏取りに回ると女子問ができやすい。
どっかのドクターは謄本取りに行く言うてたけどそこまではしなくても。
次動画の話ね~!
・声優の面白名場面集(いろはす氏マイリスト)
https://www.nicovideo.jp/mylist/41325880
声優ならコレじゃん?
わけのわからんワードと人名も割とコメントでカバーされてる印象。
その人自体無理に好きになる必要もないのでおすすめ、まあ可愛い子とカッコいい人が喋ってる言葉とか好意的に受け止められるよね。(ハロー)
声優系で言うともうちょっとあって……
・金曜2h 上坂すみれ まとめ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm19661208
おしゃべりとロシアと可愛い子が好きならとりあえず観てみ。
動画主の豊富な解説も画面で是非。(すみぺのラジオには解説動画が結構ある)
僕はほぼ全てのロシア語を上坂すみれからラジオを通して教わっている。
・QuizKnock
https://www.youtube.com/channel/UCQ_MqAw18jFTlBB-f8BP7dw
動画自体がどうこうではなく、「確かにこれ詳しく語れんな」を発見する機会に。
白瀬矗についてお前は何を知っているんだと気付けたらばっちし。
・中田敦彦のYouTube大学
https://www.youtube.com/channel/UCFo4kqllbcQ4nV83WCyraiw
メモ取る量で言えばフツーに大学の講義くらい?
得られる情報はそこまで多くはないはずなんだけど、なんとなく観ちゃう。
動画に関してはあれは良くてこれは駄目ってのは自分の中にはなくて、ただ単純に「メモを取って吸収できるか」で観ればいいと思います。
東海観たっていいねんで。
こんな感じで終わります、追記は無限にできちゃうのでしません。
皆さん使ってるサイトあればコメントに落としてっていいですよ。
あざした!
クイズを作る上で僕がしている「見出し探し」
前記事でも書いた、いわゆるネタ探しの方法を個人的にメモしておきたい。
ざっくりとしたことは書いてあるので、読んでおいて頂けると嬉しいです~!
① まずは興味を持つこと
これが無ければ始まらない。何かにつけ調べ物をしてそれをストックしておこう。
媒体は問わずとも良い、とりあえず貯めておこう。
例としてつい数秒前に見つけた記事を引用させて頂こう。
松屋のカチャトーラはシュクメルリ超え!? (ぶたお様より)
https://butao.hatenadiary.com/entry/2020/03/19/232048
記事は単に食レポであるが、僕の興味はそこにはない。
言わずもがな「カチャトーラ」および「シュクメルリ」である。
なんやこれ、存在すら知らんわ。となれば調べるしかあるまい。
見出し探しの一例としてWikipediaで検索をした。
調べた履歴はこうだ。
シュクメルリ → ジョージア料理 → チュルチヘラ →イメレティ州
→ カルトヴェリ人
→ コリアンダー
→ ティムラズ・レジャバ
なんのこっちゃであるが、興味のあるものはどこまででも飛んでいって良い。
むしろ「シュクメルリ」が作問の上でメインにならずとも、いっそクイズが一問も作れなくとも問題はない。
肝心なのは「自分の興味の湧いたものから派生して興味のないものまで調べる」という習慣づけである。
どこかで「オッ」の瞬間が来て、それを誰かと共有したくなればオッケーだ。
ちなみに今回の個人的な「オッ」はグルジア語になった。
なんと18種もの方言があるらしい、ジョージアのくせに。
で、だ。調べはしたものの何のメモも取っていなければ意味がない。
ノートやスマホメモをどんどん汚し、どんどんストックしていこう。
「雑学ノート」なんて言葉もあるが、それにしてしまっても良いかもしれない。
作問のために知識を貯めている間は「なんだよ全然自作大会開けないジャン」となるだろうが、そういうものだと思って諦めて欲しい。
そして、ある程度の情報が溜まってからは過酷な作業が待っている。
面白さを保存し、クイズへと調理しなければならない。
ここでは述べないが、過去問の文体に乗せて書いてみるというのが手っ取り早いかと思う。
クイズは一朝一夕で出来るものではないということは、皆さんご存じかと思う。
② 興味の持ち方
なんて大層なことは言ったが、要するに「面白い」と思うかどうかだ。
皆さん文学はお好きだろうか、推しの作家はいるだろうか。
好きな食べ物・音楽・芸術・数式……。それらからクイズを作るのは決して難しいことではない。
が、もりもり作問をしていくうちに気付くのだ。
「これ、ただのRADWIMPSクイズだ……」
興味の無いものに触れ続けるのは辛い、がそうするしかないのもまた摂理。
そこで「知らないことへのアプローチ」をいくつかご紹介したいと思う。
個人のものなので共感出来なかったらすまん、あと責任は負わないです。
⑴ 千円札を握りしめてブックオフに行く
⑵ 家中の本を眺めてみる
⑶ 行ったことのない場所や飲食店に足を運ぶ
大別すればこんな感じ。解説を。
⑴に関しては最も推していきたい。
僕はお金が無いので新刊をドカドカ買えるわけではない、ので中古に落ち着く。
中古本のメリットは、
・100円であるので面白くなくてもダメージが少ない
・書き込みし放題
一部の人が抱く「汚い」「本に書きたくない」の生理的嫌悪を乗り越えれば、これほどコスパの良い資料はないと思われる。
で、何を買えばいいか。
「好きな事柄が書いていなさそうな書籍」です。
でも手に取りづらい、じゃあこうしよう。
⒜ 背表紙がピンク色の「新潮文庫」を3冊(フィクノンフィクは問わない)
⒝ 「雑学文庫」の書棚を指でなぞり歩き適当な所で立ち止まった部分を3冊
⒞ 著者名の下の名前が漢字一文字の「中公新書」を2冊
⒟ 女性ファッション誌の背表紙に「着回し」と記載されているものを2冊
これで10冊が揃った、買いましょう。
いやいや待てと、買いたくないと。分かるぞ少年。
場所も取るわ興味もないわそもそもなんだよファッション誌って。
あくまで一例であることを忘れずに、僕はこうしているというだけの話だ。
著者名でしりとりをしても良いし単純に見た目が良い本を買っても良い。
ただしルールがある、「好きそうな本は買ってはいけない」。
⑵はお金を使わずに上記のことをやろうというわけで、あまり解説することは無い。
自分の持っている本=全部知っている、わけではないだろう。
僕は漫画にすら付箋を貼るし、いちゃもんを付けるように『Vivi』を読む。
『ONE PIECE』が好きであれば海賊の元ネタを調べても良いだろうし、『BRUTUS』なんか調べ物の宝庫だ。
一冊の本からどれだけのクイズの種が採取できるか計り知れない。
その本の内容が薄いとかは関係ない、クイズの種はあなたに見つけてもらうのを待っている。
⑶か。僕は食べることとお酒が大好きなのでこういう方法を取っている。
居酒屋のカウンターでまくし立てるオジサンの話をこっそりメモるもよし、おすすめメニューに書いてある魚が何科かを調べてもよし。
ファミレスでさえも、我々の知らない異国の料理がぽつねんと書かれていたりもする。
同じくプチ旅行もオススメしたい、近所の散歩程度でも発見があるだろう。
これらは机の上だけではない「生きた知識」として、あなたの脳に焼き付くのだと思う。
総じて言えることは「経験」の二文字で片付く。
浴びよ、味わえ、蓄えろ。
もちろんこれにはクイズの過去問に触れてみることや、実際にクイズ大会に足を運ぶことなども含んでいる。
何かを得るのに、手段は選ばずとも良いのだ。(自明)
あんまり参考にならなかったね、でもなぁ結局自分次第で片づけるのも何かなと思って書いてみました。
やってみようと思った人は高評価とチャンネル登録よろしくお願いしま~!
「クイズ」なんかくだらないよ
クイズなんかくだらない、本当にそう思う。
しかし、僕はクイズを辞めない。一生の趣味ですらあると思っている。
喧嘩腰っぽいタイトルでその逆を言うみたいなネット老人の手法を取ったのは、他でもない「クイズプレイヤーになりたいあなたに」読んで欲しかったからだ。
1年以上放置していたこのブログを再稼働させたのには訳もなくて、僕が今までクイズを作るという行為の中で感じたものをある種自慰のように書き留めておきたかったから。
うだうだ言ってる間に自作問をせっせと作っている諸兄に申し訳ないので早速。
①クイズって作るものなの?
当たり前である、自然発生的にクイズが出来上がっていれば苦労は……すると思う。
僕がこれからクイズを作ろうという者に言えることは、「種々のものに興味を持ち常にクイズになるかどうかを判断して勉学に励め少年」だけである。
これは実に否定のしようの無い正論で、むしろこれを無視して作問は不可能だとさえ言えるだろう。
そもそも多少の知識欲を持った者がクイズを始めるのだろうし、趣味であればやる気が出るという理由で学校のいわゆる「おべんきょう」とは違ったものを期待しているのであれば、この条件は呑めるはずである。
しかし、趣味としてのクイズを求めてその魔境に入ってみれば、ベタ問の暗記・膨大な量の過去問・呪文のような会話に悩まされ、おちおちボタンに手をかけることすらままならない。
クイズ界では頻出の物理法則や歴史(年号含め)モノを過去問で目にした時、「結局勉強かよクソが」と思ってしまうのも仕方ない。
当時の僕はそうだった。だから「作問側に回る」ことにした。
楽そう、というのが最たる理由で、テキトーに世界史の教科書やWikipediaの一文をコピーすれば良いのだとさえ思っていた。
②じゃあ作ろう!
結論から言えばすぐさま作問はできない。絶対に。
まずはネタ探し。この場合のネタとは……
【 自分が面白いと思った事実・事象・人物 】
これだけ、これだけの要件を満たせばそれはクイズになる。
が、クイズに「なる」だけでクイズとして「成立している」かどうかは別。
ではどこからその「面白味」を持ってくるかであるが、それは後回し。
これから、クイズの種が実際のクイズになる様子を記録したい。
例として、先ほど見つけた「面白味」を使って説明しよう。
【 フランスは実に19回にも渡り核実験を行っていた 】
個人的に面白いと思っただけの「事実」がここにある。
ちなみに出典はWikipediaだ。
脱線してしまうが、この「Wikipedia」という奴にだけは触れておきたい。
(なんなら別記事で活用法でも書くわ)
「調べ物」と単に言った時に通常連想できるのはもはや辞書や図鑑などではなく、こちらが操作すれば瞬時に返答してくれる板切れや鉄の箱だ。
当然ながら精査されていない情報に踊らされることもしばしば。
その最たる例が「Wikipedia」であり、こいつからそのまま一文を持ってきて「自作問題」とするのは作問の上での禁忌だ。
ではどうすれば良いか。
お前が精査するしかないのだ。
Wikipediaの記事に出典や脚注が付いていればラッキー。それでもそれらの文献や論文に当たらなければならない。
古めかしい方法で、亀のような速度で、クイズというものは出来上がる。
精査を終えずに成文化した先ほどの「面白味」がこれである。
【 1968年8月24日にフランスが行った段階熱核実験「カノープス 」が行われた実験場はどこでしょう? 】
答えなぞは重要ではない。これを見た時あなたはどう思っただろうか?
「知らない」「つまらない」「何を言っているんだ」。
僕がやりたかったのは「あんなオシャンに見えるフランスも実際は戦争野郎だったんやで!」である。全くそれが伝わってこない。
無味乾燥な情報だけが並べたてられ、しかもそれは自分が調べた事実とは言えない。
そろそろネタバラシをしよう、クイズとは……
⑴ 自分が面白いと思った事実を
⑵ 出題価値があるかを判断し
⑶ その面白さを損なうことなく
⑷ 細部まで気を配り成文化し
⑸ 誰かに正解してもらう為に
……作られるべきであると思っている。
面白いと思った漫画を友人に勧め微妙な顔をされた経験があるだろうか、クイズでも同じことは起こるのだ。
これを避けるには「その事実をクイズとして出題した時の親友の顔」を思い浮かべると良い気がする。仮想友人に嫌な顔をされた場合は出題は避けても良いかもしれない。
クイズにしたがるのは良い、それがクイズとして成り立つかを考えよう。
「クイズとして成立させる」には以下の作業が必要となる。[要出典]
① (言うまでもなく)事実確認と精査
② クイズ構文に則った成文化と難易度の再考
③ 出題
この3つを実行した場合にのみあなたの関心は「クイズ」になる。
一休みしてから続きを読むのを勧める
③自分で問題文を作るの?
そうである。「自分で」「一から」「齟齬のないように」作る。
最後のが最も辛く、そして最も気を揉むべき箇所である。
こと早押しにおいては欠かすことの出来ない要素であり、先にも述べたがこれを守っていない場合それは「クイズ」ではない。
例を挙げる。
【 1795年から16年間に渡り大関の地位を守り、その勝率は9割以上であったという雷電為衛門がお抱え力士として所在していた藩はどこでしょう? 】
断言しよう、100パーセント誤答が出る。
「松江藩」と答えさせるのであればこの始め方はしてはいけない、いやする意味がない。
早押しクイズである、誰かがボタンを押せばそこで問題文は無かったことにされる。
”1795年から16年間に渡り大関の地位を守り、その勝率は9割以上で/” ポーン
誰が「松江藩」と答えることが出来ようか、完全に「一個人のエピソード」である。
であれば人物を答えよというのが自然な日本語であり、それに従ってプレイヤーも思考を回す。
これらの「不文律を成文化したテキスト」は様々あるので各自で調べるように。
④じゃあ作れないよ!
ごもっとも。と言いたいところだが、「じゃあ作らんかったええやん」としか思わない。
いいか、自分が好きなこと・面白みを共有したいことをクイズにするというのは楽しい作業ばかりではない。
それを承知して歯を食いしばりやっとの思いで出来た力作を、誰かに正解して欲しいから人はクイズを作るのであって、嫌であればやらなくて良い。
ごめん謝る。
素材はあるがやり方が分からない、そうだな。
しかし、やり方は転がっている。
著名なクイズ王の本を買うなり借りるなりして読む、クイズの問題集を買ってみて読む。これだけで十分に文構造とそのルールが見えてくるはずだ。
何度も言うが努力したくないのであれば作問はせずとも良い、「こんな面白いのがあってぇ」と誰かに話すだけでも十分にコミュニケーションとしては成り立つ。
そして根本的なことを言えば、作問のみに触れているという人間は多くない。
いないんじゃね?
今やテレビ番組やYoutubeなどでもクイズは見られる。(競技クイズとはまた別物かもしれないが、その片鱗は見えてくるだろう)
そして、ある程度ベースとなる「クイズ界の気風」を理解したのであれば、文の構造がトンチンカンなことにはならないと思う。
ここまでで何か不明な点はございますか?(あればコメントして下さいね)
⑤具体的に何を使えばいいの?
ハイ、リストアップします。本当に箇条書きなのでそこんとこヨロシク。
その前に、「面白いもの探し」は各自でやってもらうしかない。
あらゆるものに興味を持とうとする姿勢、ナゼナニを徹底する気概は、本やネットでは養うことは不可能だ。
まずは自分の好きなものの調べ物から始めてみよう。
最も単純な探し方は「会話」および「受信量の拡張」であると思う。
要するに膨大な量の「面白いか面白くないかわからん情報」を浴びそれに興味を持ってみるのはどうか、という提案だ。
まずは母親に自宅のカレーレシピでも聞け、友人の家に赴きオススメの漫画でも論じてもらえ。何か、何か、何かあなたの琴線に触れるものが出てくるかもしれない。
では、実際に使えそうなものをざっくりと2種類に分けてご紹介したい。
⒜ 面白味を見つけたい時に使いたいもの
・気合い
冗談ではなく、これ。そもそも「面白そう」と思ったものを調べるという体力的・精神的なモチベーションが必要ではなかろうか。
当然と言えば当然であるが、サクッとあらゆる情報が出てくる。
出て来はするが、それを更に深堀りするかはあなた次第です。
あなたはYoutubeに投稿されている動画を、メモを取りながら見たことはあるだろうか。僕は常に動画を観ながらメモって、良さげなものは調べるようにしている。キモ
くだらないわちゃわちゃしているだけの動画にも、きっとどこかにフックはある。クイズや知識系の動画でなくても、だ。和田さん観よ
⒝ 事実確認や更なる事実の発見に使いたいもの
・本
辞典、図鑑、雑誌その他の何か書いてあるもの。なんでも良い。
ただしこれも単一の資料ではなく別のもので再度確認しよう。万が一誤った情報であったり、または別の論調・解釈があるかもしれない。
週刊誌テメーのことだよ。
余談ではあるが僕は買う本・雑誌は「自分の欲しくないもの」を買うようにしている。情報量を稼ぎたいからで、あまりオススメは出来ないが。
(この話別途で書きたいな)
これを取っ掛かりにする作問者も多い(筆者もそう)が、先も言った通り丸写しはダメ、というか意味がない。あくまで見出し探しのみに使い、その後の調べ物で自分なりに味を付け色を出していこう。
・ネット記事
同上。個人的には一番「見出し探し」がしやすいと思う。NAVERとかね。
とまあ並べたがぶっちゃけ何でも良い。本当に、何でもいいからね。
【付録】なんとなく調べたくなりそうなワードを書き連ねておきます
タピオカ(そもそも何?んで何語?何に使われててどこで盛んに食うの?)
椅子(激カンタン概念ほどWikiは長くて面白い)
ギュスターヴ(ワニ)
元素の中国語名称
ゴルゴンゾーラ(チーズにも旬はある)
バルタン星人(意味わからんくらい緻密なWikiに引く)
エマ・ドゥ・コーヌ(推し)
土(食材)(Wikiをそのまま読むだけでも十分笑う)
ポートワイン
優美な死骸(そそられません?)
最後まで長々とありがとうございました!、!!
また続き書くけどな。
「ブログを書く」という大義
Twitterの延長線上のように使っている人はいるのだろうか。
それでも良いのだろうか、とか思ったけど誰からも観測をされていないモノに定義なんかないのであった。完。
奇抜なベースがあって初めてヒトの目に触れてもらえるしそうじゃない事にはバズなんてものは存在しないのであった。
書くことないけどとりあえず「記事を書く」ボタン押した結果がこれです。
ポケ森に毒された恋愛感情
9ヵ月ぶりの更新だというのにゲームの話題で本当に申し訳ない。
書かせて欲しいだけの、思いをぶちまけるタイプのオナニー文章です。
駄文界の小林秀雄です。
キャラメルというキャラクターがいます。
初代どうぶつの森からレギュラー出演の彼女、ゴールデンレトリバーなのかな。
誕生日は12月27日、コーヒーには砂糖を三つ入れ、将来の夢はケーキ屋さん。
そんな彼女がキャンプをしていたんです。
英語版ではGoldieという堅苦しい名前を冠していた彼女に久々に会えて、すぐになかよし度をあげようと頑張ってました。
普段ほとんどゲームをしないので、こういう時間の使い方は新鮮でした。
本や映画、音楽に使う時間と同じくらい価値のあるものだと思えたゲームは今までに少なく、やっぱりゲームした方がええんかなぁと思ってしまいました。
僕みたいな気持ちの悪い人種はゲーム内の情報だけでは飽き足らず、色々と過去や背景を想像しがちです。
確か彼女は三つ子の長女。弟や妹にも優しくおっとりと接しているのか。基本的に家事は手伝うものの失敗ばかりでしょげている日もあるのか。
何故キャンプ生活を送ることになったのか。
新しい自分を見つけようと片田舎の実家を出てみたのか。そこで様々などうぶつやユーザーと出会い何を思っているのか。
果物ばかりを要求してくる彼女はちゃんと栄養のあるものを食べているのか。
キャンプ場に呼んですぐにくれた100ベルはどういう意味だったのか。
ゲームはプログラムであり整合性の為に多少の無理を押し通して進行されるのものだと分かっていながらも、どこか救いを、人間らしい温かさを求めてしまいます。
「中くらいの幸せが一番よい」を銘打つ彼女の、すべてが僕にとって愛おしいものなのです。
これ以上書くとマジで気持ち悪いのでやめときます。
(silent i am / April Rain)
「ハッピーアワー」について考える
ファミレスなんかでよく見る「ハッピーアワー」の文字。
平日の昼過ぎ~夕方にかけて、生ビールとかが安く飲めるサービス。
あんまり利用したことはないんだけど、ガストとかジョナサンにはあるっぽい。
ここでの「ハッピーアワー」はレストラン等が実施するもので、クラブとかだともっと遅い時間からやるみたい。
フツーの居酒屋での所謂「せんべろ」と何が違うのか、について。
例えば野毛のホルモンセンターだと、オープンから19時まではハイボールが50円!だったり。とにかく飲み物の値段を下げてるお店がたくさんある。
つまみの多さ・値段・クオリティーに関しては居酒屋に軍配が上がる。
まァファミレスは当然そういう目的で行く為に作られたわけじゃないし、ファミリー層からの目も痛い。そこまでしてファミレスのハッピーアワーを利用する意味はあるのだろうか。
「たまにはふらっとファミレスで飯でも・・・オッビール安くなってるやんけ」
このプチラッキーの為だけにあるのではないだろうか。